歯周ポケットは4~5mm
歯根の半分程度まで炎症が進んだ状態です。顎の骨が溶け始め、歯ぐきの腫れ・出血や冷たいものがしみるなどの症状が現れます。ロ臭がすることもあります。
[治療のポイント]
歯肉炎と同じく、プラークコントロールをすることで治療できますが、歯周ポケットが深く、硬くなった歯石が歯ぐきの中で溜まっているため、セルフケアだけでは決して改善しません。
歯科医院でのプロフェッショナルケアで歯ぐきに隠れたプラークと歯石を取り除き、また毎日のセルフケアをしっかり行って、歯周病の進行を食い止めましょう。
器具の届かない部分の歯石除去については、歯周外科治療を検討します。また、失われた歯周組織に対して再生療法を検討します。
この段階でも痛みがほとんどないため放置しがちですが、今のうちに治療すればまだ歯はグラグラにはなりません。早めに受診しましょう。